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白髪の原因が遺伝子レベルで解明されたらしいです！

男性型脱毛、毛小皮欠落型脱毛など遺伝子レベルでの脱毛症の解明が進む中、白髪の原因遺伝子が突き止められた。
西村栄美教授（東京医科歯科大難治疾患研究所）らの研究による。
まだ動物実験の段階。
米科学雑誌セル（電子版）に発表。
毛髪は毛根の周囲にある色素細胞がつくりだすメラニン色素を取り込みながら伸びるので東洋人の場合、黒く見える。
この色素細胞は色素幹細胞から生まれる。
ところが老化が進み遺伝子に傷がつくと色素幹細胞が色素細胞に変化し、毛が抜け変わるときに色素細胞も一緒になくなってしまうことを人工的に作り出した老化状態のラットで解明したという。
細胞は紫外線などで傷ついても修復する仕組みを備えているが、色素幹細胞ではある一定以上の損傷を受けると自らが色素細胞に変わってしまう性質があり、さらにこの色素細胞もなくなるので、白髪になってしまうのだそうだ。
同教授は、白髪以外にも、脱毛やしわなどの加齢に伴う現象も、この仕組みで説明できるかもしれない、としている。
脱毛は、その原因は昔よりいろいろあるとされてきましたが、遺伝子レベルでもいろいろあるのがわかりつつあります。
（朝日新聞・2009年6月19日朝刊より）